クンハプ(宮合)とは何ですか、韓国ではいつ見ますか
クンハプ(궁합・宮合)は、二人のサジュ(韓国式四柱推命)の命式を照らし合わせて相性を見ることを指す韓国語です。韓国民族文化大百科事典の「궁합(宮合)」の項目は、婚姻のときに陰陽五行説に基づいて新郎と新婦のサジュを見て、配偶者として二人が適格かどうかを占うこと、と定義しています。同じ項目は、クンハプには十二支で見る「コックンハプ(겉궁합)」と、五行で見る「ソックンハプ(속궁합)」があるとも説明しています。
韓国でクンハプを見るのは、伝統的には縁談を決める段階です。韓国民族文化大百科事典によると、新郎側が新郎の生年月日時を書いた四柱単子(サジュタンジャ)を新婦側に送り、新婦側が吉凶を占わせるときにクンハプもあわせて見ました。結果がよければ、新婦側は「涓吉」と書いた日取りの書状を新郎側に送ります。同事典の「납채(納采)」の項目は、実際には先に相手の四柱を知り、クンハプを見たうえで縁談を承諾するので、四柱を送る手順は形式にすぎないと記しています。
クンハプの見方は一つではありません。韓国民俗大百科事典の「궁합」の項目は、今も行われているクンハプの方法を、大きく次の四つに分けています。
| クンハプの方法 | 見るもの |
|---|---|
| 九宮宮合法 | 二人の年齢 |
| 納音五行宮合法 | 二人の生まれ年の干支に割り当てられた納音五行が、相生か相剋か |
| 神殺宮合法 | 生まれ年の十二支どうしの組み合わせ。代表は怨嗔(えんしん。韓国語ではウォンジン) |
| 四柱宮合法 | 二人の年・月・日・時の四柱全体 |
同事典によると、四柱宮合法は生まれ年の干支だけで見るほかの方法と違い、四柱全体から陰陽五行の釣り合いなどを見て判断します。このページの相性占いは二人の命式の字どうしを比べるので、四柱宮合法の系統にあたり、あわせて怨嗔も見ています。
日本の「相性」にも、よく似た習わしがありました。日本大百科全書(ニッポニカ)の「相性」の項目によると、日本でも陰陽五行説や干支、九星による相性判断が、とくに縁談に用いられてきました。
韓国でも、この習わしの重みは変わってきています。韓国民族文化大百科事典は、クンハプを見る慣習が伝統意識の変化と産業化の度合いにしたがって次第に消えつつあると記しています。韓国民俗大百科事典も、今日ではクンハプがよくないとされても結婚する場合が多くなったと述べています。サジュそのものの成り立ちはサジュとはで説明しています。
このツールは二人の命式の何を比べていますか
このページの相性占いは、まず二人それぞれの命式を、無料サジュ占いと同じ規則で出します。年柱は立春、月柱は節入りで切り替え、日柱と時柱は出生地の真太陽時で決めます。そのうえで下の七つの項目を決まった規則で比べ、加点と減点を合計します。計算は決まった表と規則だけで行い、AIは使っていません。
| 比べる項目 | 見る場所 | 相性スコアへの働き方 |
|---|---|---|
| 日干どうしの干合 | 二人の日干 | 干合の五組のどれかにあたれば加点します。一つの組み合わせによる加点としては、もっとも大きいものです |
| 日支どうしの関係 | 二人の日支 | 支合、三合の順に大きく加点し、冲、怨嗔、刑の順に大きく減点します。同じ地支どうしと、どれにもあたらない組み合わせは加減なしです |
| ほかの柱どうしの関係 | 二人の年支・月支・日支・時支の総当たり(日支どうしを除く) | 支合は加点、冲・怨嗔・刑・害・破は減点で、同じ地支はわずかに加点します。日支がからむ組み合わせほど重く、年支と時支の組み合わせがもっとも軽くなります |
| 二人を合わせてそろう組 | 二人の地支を合わせたときの三合・方合・三刑 | 三合(三つのうち二つだけの場合を含む)と方合は加点、三刑は減点です。どちらか一人の命式だけでそろっている組は数えません |
| 五行の補い合い | 相手にもっとも少ない五行を、自分がいくつ持っているか(双方向) | 多く持っているほど加点します(上限があります)。多い五行と少ない五行が二人とも同じなら、少し減点します |
| 天乙貴人 | 自分の地支に、相手の日干から見た天乙貴人があるか(双方向) | あてはまる方向ごとに加点します |
| 日干の五行の相生・相剋 | 二人の日干の五行 | 相生なら小さく加点し、相剋なら小さく減点します |
相性スコアをもっとも大きく動かすのは、日干と日支の組み合わせです。日干は日柱の天干で、命式の中で本人を表します。明代の命理書『三命通会』の「論年月日時」も、日を「己身」、つまり本人にあてています。自分の日干がどれかは日干の調べ方で確かめられます。
五行の補い合いは、字の数で比べます。命式の八文字(出生時刻が不明なら六文字)を木・火・土・金・水に分けて数え、蔵干は数えません。もっとも少ない五行が同数で並ぶときは、木・火・土・金・水の順で先にあるものを取ります。
天乙貴人にあたる地支は、日干ごとに次のとおり決まっています。相手の日干の行を見て、そこにある地支が自分の年支・月支・日支・時支のどれかにあれば、この項目にあてはまります。
| 相手の日干 | 天乙貴人にあたる地支 |
|---|---|
| 甲・戊・庚 | 丑・未 |
| 乙・己 | 子・申 |
| 丙・丁 | 亥・酉 |
| 辛 | 寅・午 |
| 壬・癸 | 卯・巳 |
干合の五組、支合の六組、冲の六組はどれですか
干合は、十干のうち決まった二つが結びつく関係で、次の五組です。『三命通会』の「論十干合」は、合を「和諧」の意味とし、陽と陰が出会う場合だけを合とすると説明しています。そのため五組は、どれも陽干と陰干の組み合わせです。相性占いでは、二人の日干がこの五組のどれかにあたるかを見ます。
| 干合の組 | 陰陽と五行 |
|---|---|
| 甲と己 | 陽の木と陰の土 |
| 乙と庚 | 陰の木と陽の金 |
| 丙と辛 | 陽の火と陰の金 |
| 丁と壬 | 陰の火と陽の水 |
| 戊と癸 | 陽の土と陰の水 |
地支どうしの関係は種類が多く、このツールは次の八つを使います。組み合わせは四柱推命で広く使われているもので、ツールに組み込んだ表をそのまま載せています。
| 関係 | 組み合わせ |
|---|---|
| 支合(六合)の六組 | 子と丑、寅と亥、卯と戌、辰と酉、巳と申、午と未 |
| 冲の六組 | 子と午、丑と未、寅と申、卯と酉、辰と戌、巳と亥 |
| 怨嗔の六組 | 子と未、丑と午、寅と酉、卯と申、辰と亥、巳と戌 |
| 三合の四組 | 申・子・辰、亥・卯・未、寅・午・戌、巳・酉・丑 |
| 方合(三会)の四組 | 寅・卯・辰、巳・午・未、申・酉・戌、亥・子・丑 |
| 刑 | 子と卯。寅・巳・申のうちの二つ。丑・戌・未のうちの二つ。寅・巳・申か丑・戌・未が三つそろうと三刑 |
| 害の六組 | 子と未、丑と午、寅と巳、卯と辰、申と亥、酉と戌 |
| 破の六組 | 子と酉、丑と辰、寅と亥、卯と午、巳と申、未と戌 |
支合は、陽の地支と陰の地支の組み合わせです。『三命通会』の「論支元六合」は、一つの陰と一つの陽が和することを合という、と説明しています。冲は、十二支を円に並べたときに向かい合う地支どうしです。同書の「論衝擊」は、子から数えて七つ目が午であることを例に、七つ目にあたる地支を冲とすると述べています。
怨嗔は、韓国のクンハプでとくに気にされてきた組み合わせです。韓国民俗大百科事典は、神殺宮合法の代表として怨嗔を挙げ、上の表と同じ六組を示しています。三合・方合・刑・害・破の組み合わせは、ウィキペディア日本語版の「十二支」の項目にある一覧と同じです。同項目では方合を三方合と呼んでいます。
一組の地支が、二つ以上の関係に同時にあたることもあります。子と未、丑と午は怨嗔でも害でもあり、寅と亥は支合でも破でもあります。日支以外の柱どうしを比べるときは、あてはまる関係をすべて数えます。
二人の日支の関係は、どう調べればよいですか
二人の日支の関係は、下の早見表で調べられます。自分の日支の行を見て、相手の日支がどの列にあるかを探してください。どの列にもなければ、日支どうしの項目では加点も減点もされない組み合わせです。同じ地支どうしも加減なしです。
| 自分の日支 | 支合 | 三合 | 冲 | 怨嗔 | 刑 |
|---|---|---|---|---|---|
| 子(ねずみ) | 丑 | 辰・申 | 午 | 未 | 卯 |
| 丑(牛) | 子 | 巳・酉 | 未 | 午 | 戌 |
| 寅(虎) | 亥 | 午・戌 | 申 | 酉 | 巳 |
| 卯(うさぎ) | 戌 | 未・亥 | 酉 | 申 | 子 |
| 辰(龍) | 酉 | 子・申 | 戌 | 亥 | なし |
| 巳(蛇) | 申 | 丑・酉 | 亥 | 戌 | 寅 |
| 午(馬) | 未 | 寅・戌 | 子 | 丑 | なし |
| 未(羊) | 午 | 卯・亥 | 丑 | 子 | 戌 |
| 申(猿) | 巳 | 子・辰 | 寅 | 卯 | なし |
| 酉(鶏) | 辰 | 丑・巳 | 卯 | 寅 | なし |
| 戌(犬) | 卯 | 寅・午 | 辰 | 巳 | 丑・未 |
| 亥(猪) | 寅 | 卯・未 | 巳 | 辰 | なし |
日支どうしでは、関係を一つだけ取ります。支合、三合、冲、怨嗔、刑の順に調べ、最初にあてはまったものを使います。巳と申は支合でも刑でもありますが支合として、丑と未は冲でも刑でもありますが冲として扱います。表の「刑」の列には、この順で残った組み合わせだけを載せています。
日支は日柱の下の字で、十二支の動物にあたります。上の計算例では「あなた」の日柱が乙巳(青い蛇)、「お相手」の日柱が丁亥(赤い猪)なので、巳の行の「冲」の列に亥があります。色と動物を組み合わせた呼び方は日柱の動物にまとめています。
相性スコアと「スコアの理由」はどう読みますか
相性スコアは、七つの項目の加点と減点を合計し、50〜100の整数に換算したものです。合計がどれだけ小さくても50点を下回らず、どれだけ大きくても100点を超えません。点数の横には、次の言葉が表示されます。
| 相性スコア | 表示される言葉 |
|---|---|
| 90〜100点 | とても強い縁 |
| 80〜89点 | 強い縁 |
| 70〜79点 | 相性がよい |
| 60〜69点 | うまくやれる |
| 50〜59点 | 少し歩み寄りが必要 |
「スコアの理由」には、点数を大きく動かした項目から順に、最大三つが表示されます。点数が低めのときは、減点にはたらいた主な項目が一つ入るようにしています。天乙貴人は、双方向ともあてはまるときだけ理由に出ます。
上の計算例は、1995年3月15日14時30分生まれの女性を「あなた」、1993年11月2日9時10分生まれの男性を「お相手」にしたものです。出生地はどちらも東京都です。「あなた」の命式は年柱が乙亥、月柱が己卯、日柱が乙巳、時柱が癸未で、「お相手」の命式は年柱が癸酉、月柱が壬戌、日柱が丁亥、時柱が乙巳です。相性スコアは64点で、「うまくやれる」と表示されます。理由は次の三つです。
| 表示される理由 | 計算例の命式で起きていること |
|---|---|
| 日支どうしが冲です。引き合う力が強いぶん、ぶつかりやすさもあるとされます。 | 「あなた」の日支は巳、「お相手」の日支は亥で、巳と亥は冲の六組の一つです |
| 一方に少ない五行を、もう一方が多く持っています。 | 「お相手」の命式でもっとも少ない五行は木で、「あなた」は木を三つ持っています。「あなた」の命式に一つもない金を、「お相手」は一つ持っています |
| 日支以外の柱どうしにも、支合(六合)の組み合わせがあります。 | 「あなた」の月支は卯、「お相手」の月支は戌で、卯と戌は支合の六組の一つです |
理由に出ていない項目も、点数には入っています。計算例の日干は乙(陰の木)と丁(陰の火)で、木が火を生じる相生の関係です。「あなた」の月支の卯と「お相手」の年支の酉は冲です。どちらも影響の大きい三つに入らなかったため、理由には表示されていません。天乙貴人は一方向だけがあてはまります。「お相手」の日干は丁で、丁の天乙貴人は亥と酉です。「あなた」の年支が亥なので、この方向は加点されます。乙の天乙貴人である子と申は「お相手」の地支にないため、逆の方向はあてはまらず、理由にも出ていません。
「あなたにとってお相手は」「お相手にとってあなたは」の二行は、二人の日干の関係を、通変星(十神)の五つのグループに当てはめて言い換えたものです。この呼び名は相性スコアには入りません。計算例では、乙から見た丁は食神で食傷のグループなので「守りたい人」、丁から見た乙は偏印で印星のグループなので「貴人」と表示されます。ここでの「貴人」は呼び名で、神殺の天乙貴人とは別のものです。
| 相手の日干の五行 | 通変星のグループ | 表示される呼び名 |
|---|---|---|
| 自分の日干を生じる | 印星(偏印・印綬) | 貴人 |
| 自分の日干と同じ | 比劫(比肩・劫財) | 相棒 |
| 自分の日干が生じる | 食傷(食神・傷官) | 守りたい人 |
| 自分の日干が剋す | 財星(偏財・正財) | 右腕 |
| 自分の日干を剋す | 官星(偏官・正官) | 鬼コーチ |
五つの呼び名は恋愛に限った言葉ではありません。友人、家族、仕事の相手との関係にも当てはまる書き方にしてあります。
この相性占いでわかること、わからないこと
この相性占いが比べているのは、二つの命式の構造です。干支どうしの合・冲・刑と、五行の字の数を、決まった表で照らし合わせています。二人が実際にどう接しているか、どんな間柄なのかは、命式には書かれていません。相性スコアは命式どうしの組み合わせを伝統的な規則で数えた値で、関係の良し悪しや先行きを判定するものではなく、科学的に検証された指標でもありません。
韓国のクンハプは主に縁談で見られてきましたが、このツールの計算は恋人や夫婦に限りません。計算に使うのは二人の命式だけで、性別や間柄は相性の計算に入りません。「あなた」と「お相手」を入れ替えても、相性スコアと理由は同じで、二つの呼び名だけが入れ替わります。友人や家族、仕事仲間の命式でも同じように比べられます。
冲は、悪い組み合わせと決まっているわけではありません。『三命通会』の「論衝擊」は、相冲をおおむね凶としながら、かえって大きな福になる場合があるとも述べています。伝統による違いもあります。韓国民俗大百科事典は、生まれ年が子と午、丑と未、寅と申、卯と酉、辰と戌、巳と亥の二人を、六冲にあたり、会うと悪いとされる組み合わせとして挙げています。一方、日本大百科全書(ニッポニカ)によると、日本では同じ六組の年の男女を「向かい干支」と呼び、相性がよいとされていました。
クンハプには、統一された採点法がありません。上で見たように方法がいくつもあり、このページの配点はサジュナビが採用している一つの規則です。別の流派や別のサービスでは、同じ二人でも違う結果になります。
出生時刻によって結果は変わります。「出生時刻は不明」を選ぶと時柱は出さず、年柱・月柱・日柱の三柱どうしで比べます。計算例の二人をどちらも時刻不明にすると、相性スコアは64点から72点に変わり、表示は「相性がよい」になります。真太陽時の23時前後や時柱の境目の近くで生まれた場合は、数分の違いで日柱や時柱が替わることがあります。
入力した出生情報は計算のためだけに送信され、保存されません。命式を出す規則とデータの出典は計算方法と運営者で公開しています。